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NEWSメール 「アクロスゲート瓦版」

2010年11月18日

第3号

「人は今、何をすべきか?」
~  新しい時代 黒船と日本の未来  ~

アクロスゲートグローバルソフトウェア
代表取締役社長    三好  和明
先週APECが開催され、地域共同体の創設に向けて具体的な措置を講じるこ とを約束した首脳声明を採択して閉幕されました。
また、TPP(Trans-Pacific Partnership)に代表される自由貿易への合意が 加速される中で、今後、日本の立ち位置が重要となって来ます。
黒船とも、開国とも言われていますが、関税に守られた半自由貿易が過去 のものとなる日は遠からずやってくるものと覚悟が必要です。

関税が撤廃されれば、関税により保護されてきた産業は、グローバル競争 の荒波に揉まれる事になり、生産性や品質含めて国際競争力を高めなけれ ば生き残って行けない厳しい時代となります。
今後、日本が競争する相手は先進国だけではなく、発展途上国や新興国と ガチンコで勝負しなければなりません。
資源が無い日本では、高い技術力と、それを支えるレベルの高い人材が、 競争を生き抜く武器となるはずです。

世界における日本の強みは、低失業率、高度医療技術、高平均寿命、低犯 罪率、環境技術、先進技術など多岐に渡ります。
このように、日本は他の国々の御手本となれる分野も多く、それらは高度 な知識やサービス、制度により支えられています。
今後、開国を境にモノではなくヒトに投資する時代がやって来るのではな いかと思います。教育機関の役割は今以上に重要となってくるでしょう。

しかし、日本を背負う若者人口は、少子高齢化のトレンドを受け、減少し 続けています。その減少スピードは急激で、20歳代の人口は、1995年の19 00万人から、2015年にはおよそ3分の2の1300万人程度となり、2030年には 1100万人程度にまで減少すると言われています。

資源もなく人口も減少する中で、世界に立ち向かうには、一人一人がより 高度な知識を持つ必要があります。
知識を磨き、世界の中で個性を発揮し続ける事こそ、我々日本人が生き残 る術となるのではないでしょうか。
「人は今、何をすべきか?」 完